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理科の勉強法

理科の勉強法

中学校の理科ができるようになるコツは「覚えないといけないところ」と「考えないといけないところ」をきっちり分けて理解することです。ここの線引きは中学生には難しいかもしれません。テストの点数が90点台の生徒でも丸暗記していたりすることもよくあります。それはそれで入試の時に問題なのですが、ここでは置いておきます。

で、理科ができない子の90%以上は「覚えないといけないところ」を覚えていなくてわかりませんと言います。それは当たり前のことです。

例えば、2年生の化学の範囲を例にとってみます。

ここの単元は化学にしては比較的覚えなくてはいけないことが多いです。例えば「元素記号」は絶対に覚えなくてはいけません。Hが水素でOが酸素などの記号のことです。銅がCuということも覚えずにわからないという生徒が結構いますがこういう人たちは論外です。元素記号も無限に覚えなくて良いです。め塾では14個だけ覚えます。あとは頭を使って頑張ります。でも、理科が苦手な人はもっと覚えなくては・・・と考えて覚えられなくなっています。

「化合物の名前は後ろの元素記号から前に読み上げていく」という考え方をまず覚えます。

酸素がO、銅はCu、マグネシウムはMg、鉄はFe、硫黄はS、炭素はCです。

例えば「酸化銅」は「CuO」です。後ろから読むと「酸素銅」です。「酸素銅」は「酸化銅」になります。

「後ろから前に読み上げていく」という部分と元素記号さえ覚えていたら化合物の大半は「覚える」のではなくて「つくる」ことになります。「酸化マグネシウム」は「MgO」ですし「酸化鉄」は「Fe O」になります。

「硫化鉄」は「FeS」じゃないかな?と考えることができます。

それに小学生の時に「二酸化炭素」は「CO2」とひとかたまりの記号で覚えましたが、後ろから前に読んでいくと「二 酸化 炭素」となり「酸化銅」などと同じように名前を作っているだけの化合物ということがわかります。

しかし理科が苦手な子は

酸化銅はCuO、酸化マグネシウムはMgO、硫化鉄はFeS・・・と丸暗記します。学校のテストの時はそればっかりやっているので覚えているのでしょうが、1ヶ月も経つとすっかり忘れてしまっています。

もちろん丸暗記して覚えなくてはいけないものもあるのですが、全部を丸暗記するのと部分的に丸暗記するのとでは記憶の保持時間が全然変わってきます。

こんなことは初歩的で簡単なことですが、こういうようなことが理科のそこらじゅうに散りばめられています。こういう考え方で理解して覚えていくと中3になっても覚えています。他にもいっぱいありますよ。