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自分に合う学校選びをしよう

自分に合う学校選びをしよう

受験シーズンがやってきましたが、ふと立ち止まってお子さんの将来を考えたときに、お伝えしたいのが様々な選択肢です。通信制高校をはじめ様々な選択肢がある今、どのようなシステムがあるのか知っておくことも重要です。

普通高校以外にもある様々な選択肢
 様々な職業選択が可能となった現代日本では、高校と一口に言っても様々な学校選択が可能となった。最も有名なのがいわゆる通信制高校だが、他にもサポート校・技能連携校・高等専修学校・高卒認定予備校がある。登校日数や、将来目指している職業などそれぞれの状況によってサポートのあり方が変わってくる。まずは、たくさんある進路の中から「自分に何が必要なのか」ということを見極めることから始めよう。

学校の種類も様々。まずは特色を見極めよう
<通信制高校>
通信制高校とは、通信による教育を3年以上の在籍期間をかけて行うことで高校卒業資格を得られる学校。不登校で悩む生徒や発達障害により通常の学習ペースについていくことが難しい生徒はもちろんのこと、芸能活動やアスリート活動、自分自身の特技を磨くことを目指したいという生徒にも適したスタイルだ。通常、単位制かつ2学期制を採用している学校が多く、入学は4月と10月に行われ、転入は随時募集している。必修科目や履修認定されている科目が74単位揃い、かつ3年以上在籍しているという条件を満たして卒業となる。単位の取得は、課題の添削やスクーリング、試験を通じて行い、最短3年、長ければ10年程度。

<技能連携校>(高等専修学校)
技能連携校とは、技能連携制度を利用して専門的な勉強をしながら通信制高校で高校卒業資格取得を目指すことを指す。技術的な専門知識に、高等教育を身につける2つの学校を卒業することで、高校卒業資格を取得できる。

<通信制サポート校>
通信制サポート校とは、通信制高校に在籍している生徒が3年間で卒業できるように単位取得などに必要とされる支援を行う民間教育施設。そのためサポート校のみでは、通学しても高校卒業資格を得ることはできないが、通信制高校だけでは自学自習がうまく進められず、挫折してしまう可能性のある生徒をサポートして、高校卒業資格へ導く。

<高卒認定予備校>
高卒認定試験の合格だけに対象を絞って勉強を進める学校のこと。通信制高校とは異なり、高卒認定試験の合格を取得することで高卒資格を得ることができるため、効率的な一面もある。

生活環境に合う学校を選択
①登校日数による選択週
5日通学という普通の高校と変わらないものから、週1~5日の間で通学日数を選択できるものまで、自身のやりたいこととの両立を考えて選択できる学校もある。中には、年に数回の登校(スクーリング)のみでも高校卒業資格がもらえる高校もある。

②やりたいことによる選択
ダンス・歌・デザイン・PC・パティシエ・語学など、それぞれのやりたいことにあわせて学校選択が可能。最近ではホスピタリティや観光に特化した学校や資格取得・就職サポートといった将来的なサポートの充実したところも多くなっている。

③ 授業の特色
小学校や中学校の授業内容から復習できるところや、語学に特化した学校、そして就職サポートのある学校や少人数制の教室を持つ学校などがある。中には大学受験を専門的に支援する高校もある。